🥺はれま🥺

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ラボ(1)

この時期、研究室が荒れる。というのも、春にアメリカで学会があって、そこでの発表に振り回される。

一企業の製品に依存する研究をしてるんだけど、その会社が製品の新機能や、仕様変更を発表する。人によっては、それ自体が自分の研究と競合したり、あるいは評価項目が増えたり、といったことになる。というか、影響が無い人はいない。なにかしら、情勢が変わるので、自分の研究の立ち位置を再定義することになる。

ライブラリなどのソースこそオープンになってきたんだけど、製品ビジネスとして、どういう舵取りをするのかとかは本当に発表するまで秘密になってる。上場企業だから当たり前なんだが。

まあこのお祭り感も好きなんだけど。

東京マグニチュード8.0

東京マグニチュード8.0を見た。だいぶ前に。 下書きにしてた奴に加筆して投稿します。

放送当時に1話か2話で切ったんですけど、見返した。 ちなみに、切った理由は展開が悲劇的でつらかったから。

中学女子の成長物語としては見せてくれる作品だったと思います。 この歳って、まだ大人に甘えたい歳なのに、周りの大人の弱さも見え透いてくる年齢なんすよね。 人間の弱さをまだ受け入れられなくて、心を閉ざしてしまう。 このアニメは、そんな主人公が社会に適合していく物語になってます。

弱さとか、そういう人間らしさが露呈する場面として大震災が描かれています。 ただ、弱さだけでなく、強さや優しさもあります。 家族を後回しにして赤の他人を救おうとする優しさだったり、 家族を亡くして悲しくても誰かに尽くす強さだったり。

ただ、このアニメを平たく見ると、ダメなところばかり見えてくる……。 暗い、キツイ、楽しくない。主人公に感情移入できない。 なぜなら行動が非現実的。起こることが大げさすぎ。

一番気になったのは、弟のキャラが薄いこと。 キーパーソンなのに、どこか舞台装置のような都合の良い人間になってませんか。 主人公の心境変化をありありと描く熱量は感じた一方、そのきっかけでもあり、目的でもある弟がそれでいいのか。 お前、菩薩かよ。 その点にちょっと辟易としてしまったかなあ。

まあ、大号泣したんですけどネ。

これも含め、ノイタミナオリジナルは、物語の切り口は魅力的なのに、惜しいアニメが多いと思う。まあ、ノイタミナに限らずなんですが。ノイタミナは特にそう思う。壮大なテーマを扱っていることが多いからなのかな。

2017春の近況報告(友人関係を維持する難しさについて抽象的な話)

ご無沙汰しております。自分の筆不精ぶりが恥ずかしい。最後にブログを書いたのが1ヶ月も前になってしまった。

近況です。 特にこれといって記事にしたいこともないので、近況のみです。

最の近でいうと、いま、ラボの予定をサボって別の場所で当記事を書いています。 1時間きっかり遅刻して、ラボに到着したアテクシ。 ラボの入り口の前で5秒考えたことは、1時間の遅刻をキメてノコノコと顔を出すかどうか、なのですが、 1コマの2/3の時間を遅刻してしまったとなると、これはもう毒を食らわば皿までということで、今現在。

すべてはゴールデンウィークとかいうのが悪いことは言うまでもない。 私のゴールデンウィークは延長戦にもつれ込み、昨日月曜平日までオウチでゴロゴロに努めておりまして、 この失態もその疲れによるものと思われます。

近況報告

さて、最後にブログを書いたのが1ヶ月前なのは申し上げましたが、近況報告したのは3月初めが最後でしたね。 皆さんお変わりありませんでしょうか。

私は就職活動が終わって、ほっとしてます。 終了スピードでいうと、ラボの中ではちょうど中央値なんだけど、 それでも、自分ではこんなに早く終わると思っていなかった。 というのも、内定御社様以外、最初の選考(書類あるいは1次面接)で落とされていたので、 あんまり明るい就活ライフではなかったです。 もちろん、やってる途中はそんな感じだったとはいえ、1つ決まれば十分なんですけど。

勤務地や職種もほぼ決まっていて、茨城県の田舎でSEをすることになりました。 SE職は元々希望していたものなので、まあいいんですけど、茨城県勤務に関しては良いとも悪いとも。 転勤はほぼ無さそうなので、少なくとも数年間は茨城県に住むことになりそうです。 何の縁もない土地ですから、漠然と不安を感じています。 ご先祖を遡っても京都より東に住んでいた人がいない。 それに、私は生まれてからずっと実家を出たことがないですし、ね。 かと言って嫌というわけでもないです。 住んでみないと暮らしのことはわからないですし、住めば都と言いますし。

しかーし、茨城県の田舎に出会いはあるんだろうか。 人との繋がりが社外に持てるのか甚だ疑問だ。

友人関係を維持する難しさについて

ただ、田舎であるということは、人付き合いの中で大した問題でもなさそうともいえる。 これよりも大変なのは働きながら友人関係を維持する難しさなんじゃないだろうか。 これは、田舎だろうが都会だろうが関係ないと思う。

社会に出てからは、気の合う人との距離感を自分で制御しないといけないのがつらい。 今まではホモソーシャルなグループがそれを担ってくれていた。 例えば、大学のサークルとか、高校のクラスとか部活動とか、気の合う奴らだけのグループが私を友人と繋ぎ止めていてくれた。 そのうえ今までは、そういうグループと学生という職業が不可分になっていた。 大学生にとってサークルに居場所を求めることはすごく自然なことだった。 けど、社会に出ると、職業と趣味が切り分けられる。 そうなると、趣味のための繋がりは自分で担保しないといけなくなる。

ただ、学生の内もそのような憂き目に会うことは大いにありうる。 私もそう思うことがあった。2つの全く違う要因によって。 ひとつは講義がなくなって、ラボでの研究が主になったこと。 もうひとつは友人関係が主にSNSで構築されるようになったこと。

講義がなくなると、友人と全く遊ばなくなった。 7人ほどの仲のいいグループに所属していたんだけど、それぞれ違う研究室に配属になった。 とは言っても、私含めほとんど皆同じ建物の研究室にいる。 なのに、会うどころか、連絡も取らなくなった。 というか、今まで連絡なんて取ってなかった。取る必要もなかった。 同じ講義を取っているから、自然とその流れで会うし、その後遊びにいった。 しかし、ひとたび集まる機会がなくなると、疎遠になってしまった。

一部の友人はそれぞれの研究室内で意気投合し、休日も遊びに行くらしい。 しかし、僕はそうはならなかった。 そうなりたくなかったのかもしれないし、そうなれなかったのかもしれないけど。

僕は主な友人関係をSNSで築くようになった。 別に今までがリアルで、これからがSNSという風に変わったわけではない。 今まで両立していたのが、片方消え失せただけで、自然な流れだった。 ところが、友人関係の中心がSNSになると、SNSのほうがずっと友人関係を維持するのが難しいと気づいた。 いままでずっと使い続けていたSNSだったけど、転じて、それが中心に据えられると、途端に今まで見えていない難しさが露見した。 説明不要であるが、意外と気づきにくいのかもしれない。SNSの繋がりは希薄だ。

まとめ

社会に出るための試練というと言い過ぎだけど、今は程よい練習をさせてもらっていると思う。 大学院修士2年の今、私はとても自由です。 こうやって、ラボをサボって日記を書いているくらい。 自由になると人間が試されるんです。 別にすごい研究成果を出そうなんて毛ほども思わないけど、何か生きるヒントが見つかればいいと思って生きています。

けものフレンズ総括しました。

けものフレンズのシリーズ構成について、とにかく褒めたかったので、つらつらと書いた。

TVシリーズの締め方だが、中途半端な引き伸ばしに見えて、次への展開の自由度が高い良い終わり方だった。 はじめは「新作に引き延ばすほどの謎ではないのでは?」「どうせ新作を作るなら、もっと謎を残して期待度をぶち上げるほうがいいのでは?」と思った。 しかし、今までのけものフレンズの展開からすると、この引っ張り方が一番「らしい」とも思った。このようにして、けものフレンズは巧みに物語を膨らませていったではないか。具体的には、謎を1つ用意して、少ししたら暗に種明かしして、その少し後に陽に明かす。(かばんちゃんは何のフレンズか?)そこから、その謎を少しずつ入れ替えながら、横軸と絡めつつ、物語を展開させていった。(ほかの人間の行方は?)

同時に、中盤からはみらいさんの存在だったり、サーバルの過去(?)についても謎として投入され、物語の深みが爆上げされる(ロッヂでの不可解な涙) ただ、サーバルの謎は未解決のまま終わってしまった……。 やはり、この涙については、最終話に何かしらの形でタッチしてほしかった。まあ、ここらへんのドライな感じがけものフレンズの良さでもあるのだが。

構成のうまさは眼を見張るものがある。

中盤で、当初の縦糸に一旦区切りをつけたのがよかった。 4話さばくちほーで真相を匂わせ、そこから(普通に考えたら更に4話後の8話と言いたいところで)7話じゃぱりとしょかんで〆る。とにかくテンポがいい。 1クールアニメとして、お手本にしたいテンポ。

1クールで構成が上手いアニメでいうと、思い浮かぶのはやはり「魔法少女まどか☆マギカ」だろう。

どちらも、謎かけと種明かし、あるいは風呂敷を広げて畳む、巧みなリレーで中だるみなく、展開する。 特に12話中7〜8話という半ばより少し後ろあたりで、物語の最重要ともいえる真相が明かされる、そのテンポの良さは大きな共通点だ。

まどマギけものフレンズと違ったのは毎話新しい衝撃を畳み掛けたところか。麻痺あるいは耐性が付いた感覚に、さらに予想を超える物量と力で視聴者を圧倒させるスタイルだった。

一方、けものフレンズは数少ない謎を掘り下げていったという違いがある。しかも、素人がやってしまいがちな、謎を引っ張りすぎてガッカリさせるやつではない。さっさと真相を暗に見せてしまい、その後陽に見せて、そこからはわかった上で再確認していく。かばんちゃんが人間のフレンズなのは4話のツチノコにより暗に示され、6話のハシビロコウで陽に示され、7話の博士で再確認。さらに最終話で皆の前でその結果を報告するという徹底ぶり。

これだけ見ると、出がらしで茶を沸かしてるみたいだが、この謎に、いくつかの要素が縦だったり、斜めだったり、横だったりで絡むことで、深みを増す。 たとえば、他の人間の行方というもう1つの縦糸、みらい&先代サーバル・アプリ版との関係性という斜めの糸、野生界における人間の特異性を示唆する横糸がある。

けものフレンズは余裕を持って視聴者と作者のキャッチボールができた気がする。いわゆる「考察班」の頑張りが報われるアニメなのがよかった。アニメについてマジになれる奴らの桃源郷だったわけである。

作者から豪速球がバンバン飛んできてしまっては、キャッチボールは成り立たない。まどマギに関しては考察班が圧倒的不利に立たされていた。なんか考えても、来週には鬼畜作者から返り討ちにされるのが目に見えていたから。

ある意味、のほほんとした世界は考察のしがいがあるのかもしれない。誰が死ぬか、生きるかみたいな世界だと、考察もクソもねえなという感じではある。ほんと作者のさじ加減次第になる。いわゆる日常系って、優しい世界を守るために、努力というか、神経を使ってると思う。無茶はできない世界なので、視聴者側があれこれ考える余裕がある。

こういう作り方をしている限り、けものフレンズは見る人がいる間はずっと面白い作品になりつづけると思います。 考えれば考えるほど、それを受け止めてくれる器の大きさがある。それはスタッフの度量の大きさでもあるし、原作の頼もしさでもある。まあ、原作が「すべての動物」なんだから、その頼もしさは言うまでも、だ。

ムーンライト

映画ムーンライトを見たので感想を書きました。

いろんな世界があるんだなと知れるのは本当にいいことだと思う。もっと言うと、いろんな世界の見え方があるんだなって思えた。

それ故に、ちょっとキツくて気持ちが悪くなる映画でもあった。

実写でここまで心象風景に近い画が作れるってすごい。デジタル加工すごい。たぶん作ってる人たちには世界はこう言うふうに見えてたんだろうな、と。あるいは、思い出としてこういう色で残ってるんだろうなと思う。

デジタル加工で色を変えることの是非についてはよくわからないけど、この映画みたいに「リアルな作り物」ができる時代になって、コミュニケーションや感情表現として創作の形も変わっていくと思う。言葉で会話しなくても、記憶や気持ちを直に見せられるようになったわけで。「こういう世界があるんだな」っていう客観じゃなく、「こういう人生があって、こういう気持ちになって、そしたら世界がこう見えるようになった」っていう主観をベタにインプットさせられるようになった。

この映画については、少し「キツイ」とか「気持ち悪い」って感じるところもあって、それは「逃げられない映画館という環境で誰かの主観が直に流れ込んでくる」現象への拒絶反応だったのかなと思う。

因みに、まだキングコングを見れていないです。

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