プラネテスをまた見たくなった
ハチマキの中の人(田中一成)が亡くなってから、アニメ「プラネテス」を見返したいと度々思っている。
プラネテスといえば、宇宙ステーションの職員による人間ドラマ。元気だけが取り柄の新人タナベが配属されたのは宇宙のゴミ拾いを専門とするデブリ科。デブリ科は安月給の上に、社内の評価は最低で、変人だらけの会社の掃き溜めだった。そんなデブリ科で、タナベは先輩ハチマキの指導のもと働き始める・・・みたなストーリーだったと思う。
時代は2070年代という設定だから、まだまだ先なんだなあ。だからというわけではないけど、原作連載開始から19年、アニメ放映から15年経っても、まだまだ見れる作品だと感じている。
見る前は思ってもなかったけど、登場人物の心情が等身大で、ドラマが自然と心に染みてくるところが好き。
たしかに、作品の全体としてのテーマは「人が宇宙に進出すべきか否か」という感じで、テロリズムとか環境破壊とか重たい要素もあって、終盤にかけての物語の縦軸はサスペンスになっている。
でも一方で、物語の横軸、つまり毎話のテーマが等身大でコミカルな人間ドラマになってる。その毎話のテーマは、まあ主に職場恋愛=タナベとハチマキの恋模様etc!タナベもハチマキも見た目は全然可愛くないし、カッコよくないのに(カッコよくないから?)、応援したくなるし、じれったい・・・。そして、ハチマキのキャリア(夢)のために、二人の恋の行方に影が差し出し、その先にテロリストの企みが・・・!と次第に縦軸に絡んでくるという構成も上手いと思う。
さいごに一番好きなシーンをあげるとしたら、やはりラストのしりとりのシーン。ほんとすき・・・。
1話はタダで見れるっぽいので、この機会にどうぞ。