🥺はれま🥺

気軽にコメント汁📝

普段ノンケ生活す

マッチングアプリで割り切った関係を募集したら、30代からメッセージ来て、顔見せてもらったら、まあまあイケたから、何してますか?家でゴロゴロ〜!家行きたい!おいで〜!ってトントン拍子で僕が相手の行くことになった。

歯磨いて、シャワー浴びて、制汗剤を腋にぬって、服を選んだ。黒のくるぶし丈のスラックスを履いた後に、おうち行くんだしなと思って、短パンに履き替えて、準備に時間がかかりすぎたから、急いで車を出した。

相手の住んでいるアパートに空いている駐車場があったから停めて、インターホンを鳴らしたら、がっしりした男が出てきて、ちょっと身構えたけど、相手が照れくさそうにニコニコしたので、自然と笑みがこぼれた。

綺麗に整理整頓された部屋だったから、そのことを褒めて、いやいや、もっと相手のことを褒めた方がいいのかもしれないと思ったから、かっこいいとか、かわいいとか、そういうことを言ったかもしれないけど、緊張していたからなんて言ったか定かでない。通されたダイニングには黒い木の食器棚があって、等間隔に食器が並んでいるのが奇妙だから、それを眺めていたら、インテリアが趣味だって言うので、最初に部屋を褒めたのは間違ってなかったなと思った。

布地のソファに隣り合って座ったら、お互いの間に30cmの距離ができて、居心地が悪くて、どうやってこの30cmを0cmに縮めるか考えたけど、そもそもこの30cmが0cmになることを前提に会うことになっていたんだから、10分後には過程はどうあれ0cmになっているんだと思ったら、そこに居ることが楽になった。

恋人がいるのか聞いたら、少し黙るから、いるんだーと思って、いるんだーって聞いたら、もう半年会ってないって言った。そっちは?って聞かれたから、いないよって答えて、意外だねって言われるかなと期待したけど、特に何も言われなかった。

横になって、話していたら、僕の腹がぎゅるると鳴って、お腹すいたと告げると、何が好き?寿司好き、寿司行こうと夕飯を寿司にする決定がなされた。僕は助手席に乗って、寿司屋まで連れて行かれて、席に着いたら、感染症対策で寿司が回っていない光景に二人でへ〜〜とか言って、タッチパネルで寿司を頼んだ。

誰かと寿司屋に来るとまずサーモン何皿か頼む。僕にとって寿司屋でサーモンを頼むことは一番自分らしい振る舞いなので、誰かと寿司屋に来たら、絶対にサーモンを頼んで、自分の寿司屋におけるスタイルを相手に理解させる。そして、よく食べるねと言われると、僕は嬉しくなる。

デザートは何にする?って聞いてくるから、フォンダンショコラを選んだら、そっちにするんだって言ってガトーショコラを選んでいた。

おすすめのアニメの話を聞いてきたから、最近見たアニメの話をしてあげたんだけど、3本目のオススメアニメの説明が終わって、4本目のオススメアニメの話をしようとしたら、そろそろ出ますかと言ってきて、話を切られて、ちょっと不機嫌になったけど、千円多めに出してくれたから、すぐご機嫌になった。

お別れする時には真っ暗だったから、気をつけてと見送ってくれて、こんどは泊まって行きなよって言うから、わかったよって手を振った。