人工衛星
きのう、大気が澄んでたので近所の星見スポットに寄り道した。 星見スポットといっても、電灯がなくてただ暗いだけの裏道で、高々見えて4等星くらいかな~といった印象で。 惑星が綺麗に見えればそれでいいかなくらいの気持ちでいつも寄ってみる。
そんなとこで、東に三日月が浮かんでいたので、ぼんやり西を眺めていたら、 スーッと動く光点が北の空から北東に降りていく。 誰かがレーザーポインタをゆっくり動かしているように、 あるいは緩やかな斜面を水が滴って降りていくように、 北斗七星の匙から溢れて、北東の地平線に消えた。
そんな一定の速度で動く光点は、飛行機にしてはあまりに高い位置にいるものだから、 「これはもしかして人工衛星かな?」と思って調べてみた。 どうやら、国際宇宙ステーションがちょうどこの時間・この場所を通るという話だった。
本日(5/20)全国で宇宙ステーションを見るチャンスです。20:50前に西に見え始め空を渡り、20:54に見えなくなります。肉眼で明るい星が動いていくように見えます。
— KAGAYA (@KAGAYA_11949) 2018年5月20日
上空を通る時刻 沖縄20:49→福岡20:50→大阪、名古屋20:51→東京20:52→仙台20:53→札幌20:54
秒速約7.7km、本州を3分で縦断します。
1等星よりも明るく見えたので、「なーるほど、こんなに明るく見えるのかー」とちょっと驚いた。
別にこれは珍しい現象でもなんでもなく、人工衛星は毎晩いくつも見ることができる。 比較的明るく見える国際宇宙ステーションちゃん。 国際宇宙ステーションはたった90分で地球を一周するらしい。
出典: 人工衛星観測ナビゲータ
このように人工衛星がよく見えるのは日没後と日の出前の2~3時間後までで、北半球で長い時間見えるのは夏。 ジメジメと曇り出す前に、夜空に人工衛星を探してみてはいかがでしょうか?
参考: 人工衛星観測ガイド